んま、世界を一周な。

保育士やめて、世界一周っ。

アマゾン筏下り⑥〜筏を襲う嵐と辺境の地での出会い〜

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アマゾン川からこんにちわ!!

 

澤井龍二です!!

 

 

 

 


筏生活5日目

 

 

 


真夜中3時。


雨の音で目を覚まします。


筏生活で初めての雨、今までずっと天気が良かったので


それだけで不安が襲う。


次第に強くなる雨、そして暴風を伴う。


まだまだあたりは真っ暗闇。

 

 

 


こ、こえーじゃねーかょ 泣

 

 

 

昨日の夕方、筏を岸へはつけられなかった為、浅瀬に生えている流木にロープをくくりつけた。

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いつものように筏を半分岸に乗り上げて、では無いので波の影響を受けやすい。


強い雨風の中、流木にくくりつけたロープを確認しに行く。


しっかりとくくりつけられていて流される心配はなさそう。


でもそれは、流木が筏の重さに耐えてくれればの話。

 

 

 

 

 

 


筏の壁は、厚めとはいえゴム素材のシートで、


大きめの流木なんかが流れて来てぶつかりさえすればひとたまりもなく、


色々な不安が襲って怖くて仕方がない。


ただ、大自然相手にどうする事も出来ない自分。


唯一できることと言ったらもぅ、


絶対に大丈夫って信じる事だけ。


そう信じてシュラフにくるまり朝を迎える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曇り空と強風は相変わらずにしても雨は止んだ。


天気が回復するまでここに滞在することも考えたが


立ち止まっていてもゴールは見えてこない。

 

 

 

 

 

 


改めて、貴重品などの大切なものを防水パックに入れた上にサブバックに詰め込み、救護ウエア着用、もちろん下着は褌。


絶対起きてはいけない万が一に備え


流木と筏とを結びつけたロープの結びを解きます。


強風の影響で、すぐに岸へ流される。


漕いでも漕いでも、川の真ん中には到底たどり着けない。

 

 

 

あ”ーーーーーーっ

くそっ

全然あかんやんけっ

なんぼ漕いでもなんぼ漕いでも岸。

 

 

 

 

 


どれだけ漕いでも川の真ん中にはたどり着けない、仕方なく岸のゆっりとした流れのまま進む。


やってくるのは岸によくある流木。


しかもね、でかいの。

 

 

 

 

 

 


最後の最後まで、あきらめずに漕ぎ続けるがその甲斐もなく


衝突。

 

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流木は川底から下流に向けて生え伸びているもので、筏は側面から見事にそれに乗り上げた。


筏はぐらっと傾き、右端は浸水。


もしもっと川の流れが強かったなら、その勢いで横転していたかもしれない。


いくら押しても、漕いでもだめ。


頭をよぎるのは、これからもし雨が強くなって増水したら、、、。

 

 

 

 

 

 


タユーダ!!

 

タユーダーー!!!!

 

必死に助けを求めます。

 

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運良く、ボートが通りかかる。


きっと側からから見ればただの遭難。


必死に叫ぶと助けに来てくれました。

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木に乗り上げてすぐだった事も幸いだったのか筏と木が食い込んでやっかいな状態になっていることもなく、


ボートのエンジンの力で川の真ん中まで連れて来てもらえました。


ほんっと助かりました泣


なんとお礼を言ったらいいか、の意味を込めて渾身の


グラシアスを伝えますが、


強風の影響ですぐにまた岸へ流され、すぐに身動きか取れなくなる。


また助けられるの繰り返し。


もぅほんっとどうしようもない。


自分の無力さに嫌気がさす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三度目、流された岸は幸いと言っていいのか筏を停泊できるスペースがあるような安全な岸。


安全なもののカーブの外側であり、内側から外側に向けての強風。


改めて、どうにも出来ません。

 

 

 

 

 


もう今日はどう動いてもダメか。

 

明日天気の回復を願って今日はココで一泊しようか。

 

まだ食料はある。

 

 

 

 

 

 

 


も、考えたんですけど時間はまた14時。そして、目指すボログネシはすぐそこ。


流れに乗りさえすればすぐにつける距離。


再び助けを求めます。

 

 

 

 

 

 

 


客船や、貨物船が通りますが今度はきっと、遭難しているように見えないのと、言葉が通じない事で


引っ張り出してもらうことが出来ません。

 

 

 

 

 

 

 

タユーダー

タユーダー!!!

 

叫び続けます。

 

 

 

 

と、同じ外側の岸100メートル程先に人影が。


次第にこちらに向かって来てくれました。


身動きが取れない事をgoogle翻訳で伝えます。


すると、助けてくれるんですけど、


今ボートは出てしまってるから


15:00になればボートが帰ってくる。それでおくってやるよー


ってことみたいです♪

 

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おおお!


それ!お願いします!!!!

 

 

 

 


はああああああ


よかったあー

 

 


待つ間、日本の飴ちゃんキシリクリスタルをプレゼントするとめちゃくちゃ美味しそうにお召し上がりになる。


そりゃ、うめーよっだって日本のやもんっ


(*'▽'*)


日本ってすげーねんでっ!を気がすむまで表現✨

 

 

 

 

 

 

 

 


結局ボートが帰って来たのは19:00。


夜です。


小さいボートに5、6人。


到着して話を聞くと、幸い英語を話せる人がいました。


僕、英語なんて話せへんはずやのに


英語喋れる人がいるだけでもう、日本語通じる急に安心します。


そして、家(森のテント)に案内してくれ、


あったかいコーヒーやご飯、お酒まで出してもてなしてくれました✨

 

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みんなでわいわい飲んだり喋ったり


ほんっとね、


めちゃくちゃ楽しいっす


電気なんかなくても水道なんてなくても


みんなでこうしてワイワイ出来るっ


失礼なこと言っちゃいますが、アマゾンの街でも村でもないこんな場所で!


なんの出会いやねんっ


どんだけ幸せやねん


どんだけ安心やねんっ


しばらくひとりだった僕の


こっころにしみるわあああああ泣

 

 

 

 

 

 

 

 


お兄さんが『チュパボーラ?』なんて聞いて来て、

よくわからんかったので同じ言葉で聞き返す。

 

そしたらね、ウケるのウケるの笑


日本でもよくあるくないっすか⁉️


話してて、外人が真似して関西弁とかいったら面白い的なの。


海外行って言葉わからなくても何かしら言葉真似してたら楽しく過ごせちゃいます。

 

 

 

 

 

 


そこからは馬鹿の一つ覚えみたいに

 

 


乾杯もチュパボーラ

質問されたらチュパボーラ

楽しさの表現チュパボーラ

一生分のチュパボーラでみんなを笑顔にして、ま、

 

 

 


あとで教えてもらったんですけどチュパボーラって

 

 

 

 


ドがつくほどの下ネタやったみたいです。


海外あるあるっすね泣

 

 

 

 

 

 

 

 

ここにいた10人くらいの人のうち、半分以上が14〜15歳。ここから400㎞離れたコンタマナってところが家で、仕事でここまで来てるみたいです。


世界中の写真を見せてあげたり、日本の写真を見せてあげたり、バカみたいに騒いだり♪


それはそれはチュパボーラでした(*´-`)


送ってもらうのは明日ってことで、今日はきっと最後になるであろう筏での就寝です。


ほんっと今日はめちゃくちゃ大変な経験から、めちゃくちゃ幸せな経験まで


終わってみて思える、良い1日でございました♪


今日はほぼ進んでなし。数㎞。

 

 

 

 ↓↓↓指の休憩所。

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