殺人工場に行って。
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こんばんわ!
とてものどか、人も優しくてイイところ♪
今日も僕は澤井龍二です!
ここから西に50キロほど行ったところにあるのが
知っている人も多いと思います。
今回ここのツアーに申し込みができたので行ってみることにしましたっ
このツアー、もちろん外国なので、通常は全て英語などの外国語なんですが、
アウシュビッツには専属の日本人ガイドの方が一人だけいて、全部日本語で説明してくれるみたいです。
ただ、定員もあるので『お早めに!』とのこと。そして、予約方法は
このガイドの方に直接連絡を取って申し込みます。
検索するとトリップアドバイザーなどで中谷さんというガイドの方のメールアドレスが出てきます。
個人のアドレスというよりは、ガイドとしてのアドレスだと思います!
申し込んだのは、行きたい日(候補三日間)の三日前だったので、半分ダメ元だったんですけど、返信くださって
本日行けることになりました。
入場料は無料、ガイド料は50ズウォティ(人数による)。
インカム&イヤホン聞けるのでもれなく聴きやすいです。
ちなみに、ガイドなしでも行けるみたいですが、〜10時、もしくは15時〜のみ、そしてネットから『訪問予約』ってのをしないといけないみたいです。
13:30から日本語によるガイドが始まりました。
通称:殺人工場
第二次世界大戦中、ヒトラーの独裁政治により、ここで多くのユダヤ人が殺害されました。
いろいろな所で迫害を受けてきたユダヤ人、ここへ来ればあなた達の『安住の地』が保証されますよ。
財産を鞄に詰め込み希望を求めて、何日もかけて列車でやってきたアウシュビッツ。
そんな列車の中で与えられた食料は三日でパン1つだったそうです。
もちろん、車内は押し込まれて混雑、トイレなどもなく
到着するまでに生き絶える人もいたそうです。
まずこの門をくぐるところから始まります。
写真見にくいですが、『B』の文字が上下反対になっていて、これを作らされたユダヤ人のせめてもの抵抗の証と言われています。
ここをくぐった所で待っていたのは自由でも安住でもなく『選別』。
15才以上の健康な者は仕事(強制労働)へ、
それ以外の者は、体を綺麗にする。なんて言われシャワー室(毒ガス室、人体実験)、へ送られました。
はっきりとわかっているだけでも130万人がアウシュビッツへ連れてこられ、その8割がシャワー室行きだったといいます。
部屋にあるシャワーはダミー。
密閉された後、部屋の上部に開いた穴からチクロンB(強力な殺虫剤)を投げ込まれ、20分程苦しんだ後に亡くなったそう。
遺体から刈り取られた髪は絨毯や衣類の裏地に使われたり、金歯は抜き取られたりしました。
そういった作業や、遺体を運んだり焼いたりする作業など自分達ドイツ人の精神負担を無くす為に
全て同じユダヤ人、中でも暴力的な者を選んでやらせていたんだとか。
そして、強制労働へと選別された人たちは
毎日毎日過酷な労働に加え、まともな食事も得られず、3ヶ月ももたずに死んでしまったそうです。
周りには高圧な電流が流れた有刺鉄線。脱走もできませんが、
それを知って飛び込み、自ら命を絶つ人もいたんだとか。
ツアー終盤、この収容所の隣にある一軒の家の紹介を受けました。
ここに、この収容所を管理していた人が家族と住んでいたそうです。
その人は、家族を愛していて、花を綺麗だと思える、いわば『普通』の人、誰しもが、そんな二面性を持っている。と教えてくれました。
たった二時間ほどのツアーでしたが、これはたった70年前に実際にここであった出来事。
涙を流すのではなく考えて欲しいと、参加者に問いかけるような言葉がけをツアーガイドの方はされていました。
負の遺産。
こういうものが残されているのは、伝えなければならないから。
人間は同じ過ちを繰り返してしまう生き物だから。
忘れてはいけない。伝えていかなければいけない。
最後に。
アウシュビッツとは、歪んだ民主主義により出来てしまった歴史。
日本も同じ民主主義なんです。
街角にある小さな差別、それが大きくなるとこんなことになってしまう。
ましてや僕は小さな子供達の『先生』だった訳で、改めて
自分自身の行いや、伝えることの大切さ難しさを考えさせられました。
普段ふざけてばっかですみませんが、今日は真面目に。
また明日からもよろしくお願いいたします!